2007年8月6日月曜日

どんど晴れ 宮沢賢治の世界を巧みに取り入れる

藤山直美が出ているということで、朝の連続テレビ小説を見だしたのですが、
ビデオの予約設定がそのままになっていたことから、
惰性でみていた「どんど晴れ」
ところが、これが結構おもしろいんです。

岩手県の老舗旅館を舞台にした旅館ものの「細うで繁盛記」。
さぞかし、ねちっこい愛憎劇が展開しそうな構成だったのですが
すんでの所でみんないい人になっちゃうんですね。

旅館ものといえば、私らの世代は、山水館の新珠美千代。
いじめ抜かれる主人公がそれに耐えに耐えて。
その世界を期待すると見事に裏切られました。
最後まで悪人の人は一人も出てきませんでした。
というか、主人公の心根に触れて、人間の善性が引き出されていくという感じですね。

今週は、遠野。宮沢賢治のエピソードを巧みに盛り込みながら楽しませてくれました。
風の又三郎と座敷童、河童などなど、遠野の美しい景色とあいまって堪能させていただきました。
そろそろ、終盤に入るようですが、何となくこころが落ち着くドラマに仕上がっております。

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