2015年9月11日金曜日

自民党は、大阪W選挙でどんな判断を下すのか?

 どんどん、混沌とする大阪W選挙。自民市議団の柳本顕氏の名前があがり、俳優の辰巳琢朗氏や辛坊治郎氏の名前があがり、維新の吉村衆議院議員や井上英孝衆議院議員など、ぽつぽつ面子はそろいつつあるのだが、柳本氏以外は、お話の段階。一方知事選は、もっと役者が少なくて、松井知事が再出馬をほのめかし、前大阪市長の平松氏が出馬宣言で打ち止めの様相。財政難を抱える大阪府知事はおもしろくないということか?

 注目されるのは、ごたごた続きで候補が決められない維新よりも、自民党の判断。党本部サイドは、今のところ静観しているが、そろそろ、府連サイドにメッセージを送るという話をも聞く。安全保障法案や今回の激甚災害、軽減税率とマイナンバー制度など、課題山積で、大阪どころではないやも知れぬが、どう判断を下すのか注目される。

 維新は求心力を維持するのに躍起。大阪組も結構、窮地に立たされる状況で、世論もおおさか維新の会には、期待薄。さらに、橋下の求心力を高めるしかなく、大阪会議と議会で改革をするには橋下しかないというイメージ戦略ぐらいしか思いついていないのではないだろうか、吉村、井上を説得できなければ、橋下氏の再出馬もありうる??




橋下氏、ついに政界復帰匂わせるツイート…ネット上は賛否割れる


今年12月の任期満了を持って政治家引退を表明している、大阪市の橋下徹市長(46)=大阪維新の会代表=が8日、自身のツイッターに、将来の政界復帰の可能性を匂わせる文面を投稿した。

 橋下氏は「私人のときの出馬するかしないかや、政治家が引退した後の人生について、こんなこといちいち国民に約束する話ではないし公約でもない」と、これまで否定してきた政界復帰について初めて含みを持たせた。「嫌なら選挙で落とせばいいだけ」と復帰する場合の可否は有権者の判断との認識も示した。

 5月17日に大阪都構想が住民投票で否決され「僕の人生の中で政治家は終わりです」と引退宣言を行った橋下氏。以降も、来年の参院選出馬や民間人としての入閣説までささやかれる中、3日に開いた会見でも「ないです」と否定していた。

 この日のツイッターでは、あくまで「政治家は有権者に約束したことを守る、実行することが使命。僕は人の良い道徳家ではないが、公約は実行する。明確な嘘は私人のときの(07年の2万%ないとの)知事不出馬発言だけ」と記した。

 一方で、「目的を達成するためには、時の状況によってはルート・手段を変えることもある。当たり前だ」「公約を実行するためにありとあらゆる手段を執る」と、現在の新党結成に向けた動きや、引退後の復帰の有無は“公約外”だと主張した。

 橋下氏のツイートに、ネット上では「引退はもったいない」「期待してます」と歓迎する意見や、「言葉が軽い」「公約でないなら守らないの?」との批判的な意見もあり、賛否が割れている。

 11月の大阪W選挙を前に、今回の橋下氏の投稿は、対立する大阪自民なども反発を強めそうだが、橋下氏の将来的な国政進出については、安倍晋三首相が6日放送の読売テレビの番組で「可能性はあるのではないか」と述べ、期待感を示している。