2011年7月26日火曜日

今、福島で起きていることを何とかすべき

菅さんが脱原発解散するかも?とか、早く退陣せえとか、一体、国会議員は、何を国会でやっとるんだろうか?
国会というところは、確か立法機関のはずだよね。
次の政権の段取りや、選挙の準備をするところではないはずだ。
まして、こんなアホな政権の時こそ、議員の本分をしっかり示すことが国民の信用を得るいい機会であるにもかかわらず。
まぁ、阪神大震災の経験を生かした法律ぐらいが上程されている程度で、本当に遅遅として、能なしの集まりかと憤る。
チェルノブイリの時には、ウクライナ、ベラルーシ、ソ連が素早く、動き、かなりに人々を強制避難させた。恐らく、研究者と技術者が核物質の恐ろしさをよくわかっていたからだろう。
何度も、核実験しているようなお国柄だから、日本のように被害者であり、占領下で研究に輪っかをはめられていた立場とは全く違う。
よく、日本は被爆地であり、長崎や広島で研究が進められてきたから、福島県の健康も守られるはずですなんていうバカものがいるが、こんな程度でよく政治ができるなと思う。
少し考えれば、あの広島、長崎の原爆と、今回の福島原発事故は、まったく似て非なるもの。爆発による熱風によりほとんどの方が丸焦げ焼け爛れて亡くなった原爆と数度の爆発があったものの熱風や熱線があったわけでもない原発事故とを同列にみなす愚かさ。
そんな知識は何の役にも立たない。ひとつ言えることは、わずか数百グラムの放射性物質が飛散しただけの広島・長崎でさえ、何十年にもわたって、原爆症というとてつもなく、無間地獄が続く苦痛を人々が味わったということ。
福島は、何トンにも及ぶ核物質が今も燃え続け水をかけられ、水蒸気とともに、広島の長崎の何万倍もの放射能物質が吐き出され続けているということ。となると、どれだけの原爆症患者が生まれるか、察しがつくはずだが、政治家のほとんどは、放射能による被害は、広島長崎の方が酷いの勘違いしているのだ。
嘆かわしいかな。科学的根拠なき思い込み。そして、最悪なのは、その長崎大学や広島大学の重鎮たちが知ったかぶりで、福島の地に赴き、安全神話を振りまき続けたことだ。福島県下は、未だに除染が整わず、トンデモナイ数値を我慢されられるという事態。逃げることも許されれず、ベラルーシならとっくの昔に進入禁止になっているようなところで生活し続けているのである。「直ちに健康には影響はない」ことは間違いないが。


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