昨日の自民PT後の囲み取材の様子を見ると、維新の自公分断作戦は成功したようだ。自民と公明は、コミュニケートがうまくできず、その間隙を公明OBを使って楔を打つというやり方。政治的といえば一枚も二枚も維新が上?ということだが、さて、メディアがどう報じるのか?首長選にも自公の亀裂はかなり響くだろう。
奴井座長:いま行われた自民党府連の大阪戦略調整会議についての方向性を結論づけた。明日開催予定の第2回の会議には、いまのような状況のもとでは出席できないという結論を出させていただいた。
(Q:確認だが、市議会、堺市議会ともに欠席で?)
奴井:はい。3議会です。
(Q:改めて出席できない理由を)
花谷:まずは、今日は副会長の木下議員も一緒だったが、副会長は何の相談も受けていない。13日に開くという案内状を見て驚いた。議題についても、何ら会長から相談を受けていないというのが一つの理由。もう一つは、前回第1回の会議をふまえて、第2回実りある大阪会議にするために、申し入れをした。それに対して、知事市長からも何らかの申し入れがあったようだが、★両方について会長が妥協案、妥結案、会議が一つでも前に進むように何ら調整をはかれていない。どのような会議の進め方になるのか、会長に尋ねたが何ら会議が進むような調整がなされていないなかで、出て行ったってしょうがない。第1回目と同じように規約を決めるか決めないか、規約の中身で揉めるだけ。何ら実りのある時間、会議ではないというふうに判断したので、欠席とすることにした。
(Q:一方で、会議を進めたいという理由で公明党は出席するという考えを先ほど表明したが)
花谷:公明党の林幹事長に会議を進めたいという思いは以前に聞いている。どのような進め方をすれば大阪会議は前に進むのか尋ねているが、林幹事長から無回答。このような会議をしても意味がないのではと、★我々自民党としては欠席の方針だと早くに伝え、公明党さんからは「自民党さんがそういうことでしたら、同調する」というような旨の話があったので、出席するという結論を出されたことに驚きがある。やっぱり、お互い、幹事長同士で責任のある立場で情報交換をさせていただいているので、大きな環境の変化もあるでしょうけど、我々と議論をきちんとしないなかで以前の方針を大きく変化してしまうのは非常に残念だし、第2回の大阪会議がどのように前に進んでいくのかは公明さんからイメージが感じられない。わからないんですよ。その中で、公明さんが参加するからじゃあ自民党も参加するという判断にはならなかった。
(Q:公明の参加はどう聞いた?)
花谷:会議の途中で林幹事長に電話した。どのようになりましたかと。林さんからは、報告が遅れてごめんね、ちょっと連絡ができなかったということで。一応、大阪府本部として、執行部を交えて参加するという方針に決めたとおっしゃるので、いままでの林さんの姿勢とはずいぶん違うねということは言いました。
(Q:林幹事長と花谷幹事長が同調する意向という話をされたのはいつごろ?)
花谷:…。まあ、先週ですけどね。
(Q:堺でソレイユなどの対応によって変わってくると思うがどう話をする?)
西村:自民党はそういうことで私たちも2人の委員がでているし、最終的には、ほかの会派も最後の話し合いをやっている最中ということ。感触としては、我々に同調していただける会派がでてくるんちゃうかなという考え方をしている。公明党さんのことを言えば、いま、出席するとの答えは幹事長からお聞きしたが、当初から自公としていわゆる共通の、力を合わせながらやっていこうということで、今のいままでやってきたことは事実なんやけど、どこの政党も一議会だけで判断できないところがあるので、それはそれで仕方ないなと感じています。
(Q:他会派との話し合いの時間は)
西村:いまから私も堺に帰って最後の詰めをする。
(Q:現状なら明日、会議が予定通り招集されれば、維新と公明が出席して自民党がいない形が見える。それに対して明日の自民党としての対応は)
花谷:明日は大阪会議の時間には大阪市役所にいる。柳本幹事長とともに、ほかの委員も一緒にいろいろと勉強を重ねようかと思っている。公明党さんが会議を前に進めるために出席するとおっしゃっているんであれば、会議をどのように進められるのかということを公明党さんに私は聞きたいと思っているんですね。会議を前に進めるには規約、議論をするルールを決めざるを得ない。決めないで前に進めるという理解がわからない。明日、★公明党さんと維新だけが参加された定足数に満たない大阪会議が開かれないわけで、どのような議論をそこでされるのか注目したいですね。どのような話し合いをされる気でおられるか。私自身は注目したい。
(Q:その場に行って?)
花谷:柳本幹事長の指示に従って。
柳本:そもそも、欠席という表現の仕方をされるが、会を開くこと自体がおかしいというふうに感じている。自民会派から申し入れをして、申し入れをした後にNHKと思うが今井会長が何も受け入れずして開催されるようなことがあったらどうするかと聞かれたときに、私どもとしてはそんなことあり得ないと、本来、会長であればそれぞれの会派の申し入れに対して真摯なる対応をしてこそ、会議というのはまさに前に進められる。公明党さんが会議を前に進めたいから出席されると言っているが、むしろ、会議を前に進めたいのは我々の方だと思う。だからこそ、府議会でいま、会が滞っている理由をひもといて条例の修正提案までさせていただいて、いまPTでその条例案についても、ほぼ固まったので、堺市においても大阪市においても、それを成立させるような努力をしていきたいと思っている。そういう意味では欠席という表現ではなくて、会を開催すること事態がおかしいのであって、それに対して、異常な状態に対して、そもそも、対応するような状況でないということを、より外向けにも発信していきたいと考えている。
(Q:提出する条例は大阪市、堺市でも同様の?)
柳本:それに向けて努力する。
(Q:今井会長に対して欠席する旨を事前に伝える?)
花谷:その準備をしている。欠席届という名前になるだろうと思うが、柳本さんがおっしゃっているように、会議を開くべきでないという内容のものになっている。この後、出します。
(Q:何時に?)
柳本:この記者会見の長さ次第。
(Q:自民党としては市議会の議長選、府議会の議長選に続いて公明の対応に裏切られたようなところがあると思うが、今後の公明党との関係、W選でも協力しなければならないが影響はどのように考えるのか)
花谷:私も、柳本さんも西村さんも、1人では物事を決められない。だから会派の代表として交渉ごと、折衝ごと、打ち合わせ、折衝、相談、非常に難しいと思いますね。
ただ、その上で、信頼関係を築き上げながら一つの方向を見定めて行くわけですから、そのうえで、議長選挙のこと、今回のこと、公明さんの姿勢を問われたら、どの程度の信頼関係をもっているのかという質問につながると思う。…お答えできないですね。
柳本:午前中も明石幹事長とお話しさせていただいて、電話を切るときには、連携をはかっていきましょう、いきたいですねという話をさせていただいた。よって、今日、公明党さんが出席されるということを決められたということだが、★バカ正直な私は、まだ、これからも欠席していただく可能性が十分にあると信じたいと思う。ただ、態度が異なるということになれば、おのずと連携には影響があるということを言わざるを得ない。
(Q:欠席になるかもしれない働きかけは)
柳本:状況をふまえた上で、これから市役所に戻るので、最終の調整は努力をしたいと思う。
(Q:共産党にも欠席を呼びかけるのか)
柳本:確認はします。確認、調整はいたします。
(Q:さっそく公明が出席されることで、松井知事が記者団に対して、大阪会議をじゃましているのは自民党だとわかったと言っているが、維新に自民党が欠席することを、うまいように使われているという見方もできるが)
花谷:知事のコメントを直に聞いたわけでないが、我々が邪魔しているんじゃないということは皆さんがご存じだと思う。大阪会議を前に進める努力をしている。それは、議論、協議のルールを決めること。協議のルールなしで議論をやっているところはどこもない。それを決めてから次のステップにいかないといけないのにそれを決めさせないのは大阪会議を邪魔をしている、潰しに来ているのは知事、市長なんです。
柳本:大阪会議というのは、まず、それぞれの意見をくみ取りながら、よりよい方向性をくみ出すのが趣旨であり方向性。数の論理だけを引き合いに出してあたかも主導権争いをしているかのような印象で、どっちが潰しているとかどっちがどうしているということではなくて、それぞれの意見を聞きあいながら、真摯な議論を進めていって大阪全体の発展のためによりよい方策を導き出そうというのが大阪会議の趣旨なので、潰そうとしている訳がない。私たち、大阪会議の提案者なんですから。提案者であるということをしっかりふまえていただいて、提案趣旨にしたがった上で、賛同いただいた維新なので、松井知事がどうおっしゃっているか知らないが、維新の中には今の状況がなぜ起こっているのか、なぜ混乱しているのかということをよくわかっている方もいらっしゃると思う。
(Q:西村幹事長、竹山市長には呼びかけはするのか)
西村:最終的には調整の報告は行かなきゃいけない。
(Q:同調していただけるように?)
西村:当然、そういう方向ですね。
花谷:あの、同調とか我々が他会派に働きかけるというのは非常に僕としては皆さん方の質問に残念。それぞれの会派、それぞれの民意は、ご自身で判断されるもの。いま、柳本さんにしても西村さんにしても、報告はする、連絡はすると。我々欠席するからともに欠席してくださいね、なんて言うことはない。なんか、共同防御しているような、そのようにはとらえないでいただきたい。お互い、それぞれの立場でどうするか。ただ、自民と公明の間ではそういう共通認識があったと僕は思っている。
(Q:先週、林さんから同調するような話があったというのは、具体的にどういうやりとり?)
花谷:それは言えないですね。林さんがどの程度お話になるのか、直に聞いてください。もしかしたら、私がきちんと林さんの日本語を理解していないのかもわからないので、出席だというのは非常に残念な報告だったなと。
(Q:会議が成立してしまったら過半数で決まる可能性があるが)
花谷:致し方ないんじゃないですか。
(Q:W選への影響は、公明党との関係であるか)
花谷:大阪会議での出席、欠席の考えが違ったということか。★あるんじゃないでしょうかね。ですから、柳本さんが公明さんの方針転換を期待するという気持ちはよくわかります。
(Q:このままだと自公で組めないということ?)
花谷:あくまでも府議団、市議団、堺市議団、それぞれの自民党と公明党の会派の会派間での信頼関係ですので、府本部と自民党府連との関係が微妙に違うかもわかりません。
柳本:我々、常日頃から、ありとあらゆる議題について、市会レベル、府会レベル、堺レベル、府連全体ということで公明党さんと、国政の関係もあって与党ということで協力させていただいておりますので、★その中の一つの事案であるという考え方です。この一つの事案について意見が違うということは全く影響がないとは言い切れないが、どれだけ大きな意味あいをもつかは状況を見定めないとわからないし、ダブル選挙は非常に最も大きな事象になると思うので、これまでから市会に関しては協力体制をとっていきたいという意向を示しているので、これについてこの方針がすぐ変わるわけではないと思っている。
(Q:欠席届ほしい)
花谷:今井会長に出すので、その後にコピーをお配りする
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