2007年8月13日月曜日

民主党が大阪市長選と府知事選に独自候補!?

民主党がいよいよ、調子づいてきたなぁ
 大阪市と府への宣戦布告。
ただ、気になるのは、どちらも組合と解放同盟がネックになって改革が進まなかったという事実だ。
 ある意味では、このような組織的バックアップを受けていた民主党自体が癌であったことを多くの大阪市民・府民が知っている。
 前回の市長選挙においては、民主党は自主投票という形をとったころから、あからさまな批判を免れたが、今回はそうはいかない。
 強烈な組合批判、解同批判が起こってくる覚悟が本当に民主党府連にあるのか疑わしい。10月は決算委員会の時期でもあり、厳しい局面にたたされるだろう。
 さらに、民主の市会議員、府会議員にしてみれば、議会は、現状、自、公、民で与党をくんでいるようなもので、民主単独となると、少数与党になって、今後の議会運営は、たとえ、首長をとったとしても、難航は必至だ。
 果たして、手を挙げる候補がいるのだろうか。
 噂では、連合からという声もあるようだが、そうなれば、さらに、大きなしっぺ返しがまっているだろうし、共産党が指摘している、参議院議員(元市議会議員)のヤミ専従疑惑も浮上する可能性があるし、今後、大阪の民主党は、中央とのねじれ構造に大きく悩むことになると思われます。

大阪知事選と大阪市長選、民主党は独自候補を擁立へ
 民主党大阪府連(代表=平野博文衆院議員)は11日、大阪市内で三役会議を開き、次期大阪市長選(11月4日告示、18日投開票)と大阪府知事選(来年2月に任期満了)で、独自候補を擁立する方針を決めた。自民、公明両党との相乗りをせず、現職の関淳一市長、太田房江知事を推薦しないとしている。市長選については、今月25日の常任幹事会で組織決定、知事選についてはその後、正式決定する。
 三役会議終了後、平野代表は「中央で、自民党との対立姿勢を鮮明にしており、地方でもその姿勢を示したい。具体的な候補者は決まっていないが、市長選は迫っており、9月15日の党府連大会までには決めたい」と話した。
 民主党は、市長選では、2003年に関市長が初めて立候補した際、自民、公明両党などとともに推薦。職員厚遇問題に端を発した05年の出直し市長選では、前民主党衆院議員の辻恵氏が無所属で立候補したため、自主投票とした。
 今回、関市長は出馬に意欲を見せているが、まだ態度を明らかにしていない。市長選ではこれまでに前共産党市議団長の姫野浄氏が立候補を表明している。
 一方、知事選で民主党は、00年と04年に自民、公明両党などと太田知事を推薦。選挙戦を、民主党支持団体の連合大阪が主体となって進めてきた経過もあり、今回の同党の方針は、3選を目指すとみられる太田知事にとって打撃となりそうだ。
(2007年8月11日 読売新聞)

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